国には必ず、「税金」と言うものがあります。

そして、私たちは税金を納めていますね。

この税金を納税者が間違いなく支払っているかを確認しているのが、国税専門官です。

国税専門官は国家公務員で、税務署や国税局、または、国税庁などで、その状況や会計帳簿などを詳細にチェックしたり、納税に関する適切な指導を行なったりしているんですね。

高度な専門知識が要求される特殊な仕事でもあります。 大学卒業程度(国家Ⅱ種相当)に当たるそうです。

国税専門官は次の3つの職種に分類

国税専門官は次の3つの職種に分類されていてます。

  1. 国税調査官
    主に適正な納税申告が行われているかどうかの調査や検査、申告指導等を行っている
  2. 国税徴収官
    未納付の税金の督促や滞納処分、納税指導等を行っている
  3. 国税査察官
    脱税の疑いのある会社や自宅等に対して捜査や差し押さえ等の強制捜査を行っている

そういえば、昔「マルサの女」と言う映画がありましたね? その際に納税者の家宅捜索を行い、強制調査して告発していたのが、この国税査察官ですね!

国税専門官の勤務先

さて、大事な勤務先についてですが、

国税専門官は、基本的に試験に合格すると各地方国税局に採用されます。

勤務地は合格者の希望を考慮されるようですが、必ずしも希望している勤務地に配属される訳ではないのでご注意くださいね。

また、一般的に、3~5年で、各地方の国税局や国税庁等に転勤する可能性もあるんですって。

けれど、国税専門官は高度な税の専門知識が必要である為に、国税専門官として23年間勤務すると、税理士の試験免除が受けられます。

つまり、国税専門官を23年間勤め上げて税理士の資格を取得し、その後、開業税理士になる道も考えられますね。