皇宮護衛官採用試験の概要について解説します。

皇宮護衛官採用試験の概要

皇宮護衛官採用試験は、毎年1回、一次試験と二次試験があります。

指定された都市で受験し、二次試験は一次試験合格者のみ受験することができます。

皇宮護衛官採用試験は、年齢、学歴により、

  • 大卒程度
  • 高卒程度

の試験区分があり、

さらに「武道有段者」の区分もあります。

それでは、それぞれの試験について説明しましょう。

皇宮護衛官採用試験一次試験、大卒程度

まず、「大卒程度」の一次試験は、

  • 基礎能力試験(択一式)
  • 論文試験

基礎能力試験は、公務員として必要な基礎的な能力を問う40題の問題を択一式で回答します。

論文は2題出題され、3時間で書きます。

皇宮護衛官採用試験一次試験、高卒程度

「高卒程度」の一次試験も、

・基礎能力試験(択一式) ・論文試験

こちらは論文が1題出題で所要時間50分です。

皇宮護衛官採用試験一次試験、武道有段者

「武道有段者」の一次試験は、

・論文試験(80分) ・実技試験

こちらは論文が1題出題で所要時間50分です。

皇宮護衛官採用試験二次試験、大卒・高卒程度

大卒・高卒程度の二次試験は、

  • 人物試験(個別面接)
  • 身体検査
  • 身体測定
  • 体力検査

が行われます。

体力検査の内容

基準に達しないものが一つでもある場合は、体力検査で不合格となります。

  • 上体起こし(筋持久力)……
    ひざを曲げ、あおむきに寝た姿勢で、30秒間のうちに何回上体を起こすことができるかを検査します。
    男子21回以上、女子13回以上を基準とします。
  • 立ち幅跳び(瞬発力)
    立位姿勢から両足踏み切りで前方にどれだけ跳躍することができるかを検査します。
    男子205cm以上、女子147cm以上を基準とします。
  • 反復横跳び(敏しょう性)…
    100cm間隔に引かれた3本のライン上で、20秒間のうちに何回サイドステップすることができるかを検査します。
    男子44回以上、女子37回以上を基準とします。

皇宮護衛官採用試験二次試験、武道有段者

武道有段者の二次試験は、

  • 人物試験(個別面接)
  • 身体検査
  • 身体測定

が行われます。

体力検査はありません。

皇宮護衛官採用試験のポイント

一次試験の基礎能力試験は、出題数が40題と比較的多いので、戸惑う人もいるかもしれませんね。

でも、試験内容はそれほど難しくないので、 通常の公務員試験の勉強をしていれば概ね大丈夫でしょう。

論文に関しては、とにかく文章を書くのに慣れることが大切です。 過去問などを参考にタイトルを決めて、 最低一つでも、毎日文章を書くことをオススメします。

新聞の社説に感想を書くのもいいかもしれませんね。

そうそう・・文章を書くときは、時間制限を設けて書くようにすることもお忘れなく!

二次試験の身体検査や体力測定は、 毎日の生活に注意し、体力トレーニングをするなど、健康体を維持するように心掛けましょう。

また、個別面接では、過去の面接内容などを参考に、 自分という人間を素直に表現することが大切です。

面接の受け方に関しては、書籍などもたくさん出ています。 それらを参考するといいですよ。